激走2200マイル!3日目・サンフランを遊べ編

6時半起床。旅の朝は早い。7時になるのを待って朝食。粗末な朝食だが、25ドルで朝食付きなんだから十分すぎるわけで。食後、本日の観光の目玉アルカトラス刑務所のツアーのチケットをネットで購入。8時半過ぎに出発。一旦車によると、前日の夜に冷やそうと車の上に置いておいた缶ジュースが2本消えていた。サンフランは危険な街と実感。本日はNo Car Dayと定め、歩いて船が出航する埠頭へ。10時半出航の30分前には到着し、係のいただけない対応に苛立ちながらも無事乗船。いざ、脱出不可能の孤島へ。映画「ザ・ロック」の撮影でもお馴染みのアルカトラス刑務所は船上から見ても雰囲気を漂わせる。20分弱の後悔で無事アルカトラス島上陸。しばらく歩いて刑務所に入り見学。ここは見学者1人1人に音声ガイド(日本語もあり)を配り、おのおのが音声ガイドを聞きながら自分のペースで刑務所内を見て回れるシステム。これがかなり面白い!アル・カポネが収容されてた独房とか刑務所で起こった暴動・人形を囮にした唯一の脱出の話とか。お口直しにジョージのホームラン級の大ボケもでたりで大満足で終了。サンフランの街やゴールデン・ゲート・ブリッジを見ながら帰りの船で埠頭に戻る。


腹も減ってきたので歩いてFisherman's Warfという海沿いの観光名所に行き、汚なめの店でクラムチャウダーを食べる。夜の野球観戦まで暇なので公共交通機関の一日パスを購入。一旦バスで宿に戻り車に荷物を置いてからケーブルカー乗り場へ。このケーブルカー、ほぼ観光目的で走らせてると思われ、運転手の黒人のおっさんはノリノリ。俺とジョージは棒に捕まっていわゆる箱乗りを敢行。サンフラン名物である坂を登っていく。ケーブルカー同士のすれ違いのギリギリ感がたまらない!終点で降りて今度は地下鉄に乗ってみる。適当に乗ったため見知らぬ場所に到着。なんとか地図で現在地を把握し、近くのを散策したりする。ほどなく野球観戦に良い時間となったので地下鉄と路面電車に乗って球場近くまで行く。


路面電車の駅からAT&Tスタジアム(サンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地)まで歩く。途中、あまりのダフ屋の多さにチケットが無いのではないかという不安に駆られる。球場に着いてチケットオフィスで聞くと運良く三塁側の良い席が空いていたのでチケットを買って入場。ほどなくしてサンフランシスコ・ジャイアンツニューヨーク・メッツの試合開始。ジャイアンツの先発はエース・ジト。カーブの曲がり方が尋常でない。全盛期の桑田以上か。試合の方は序盤は投手戦になるも、5回に相手のミスにつけ込んでジャイアンツ打線が爆発、3本のホームランなどで9得点し試合を決める。会場エライ盛り上がり。俺とジョージはその時ちょうど外野の方に居たのだが、ホームランが出たとき走ってきたボランティアのおじいちゃんとハイタッチ。年齢関係なく盛り上がるアメリカのスポーツ観戦の醍醐味を味わい泣きそうになる。試合の大勢が決まると残る興味はボンズ本塁打。球場すぐ後ろの海にはホームランボールを狙う人達のカヌーで大賑わい。これもサンフラン名物。結局ボンズに快音は聞かれなかったが試合はジャイアンツが快勝で終了。夜遅くなっちゃってバスも電車もあんまり走ってなかったので宿までほぼ歩いて帰る。少しでも日記を更新してと思うも1日分だけしか出来ず、1時過ぎに就寝。が、ジョージのイビキでなかなか寝付けず。長すぎる一日だった・・・。