激走2200マイル!2日目・ワイナリーでへべれけ編

2000メートルの高地の寒さに耐えきれず7時前に起きてうとうと。ジョージは隣で高いびき。そのうち日が昇ってくる。目の前には湖。思いのほか良い場所でキャンプをしたらしい。思わず記念撮影。やる気満々でヨセミテへ!のはずが、東からのルートは冬期通行止めという衝撃の事実を知らされる。さすがに2,3000メーター級の山岳地帯となるとこ5月でも冬期なんですね。下調べ0の旅の怖さを痛感。西側の入り口へはショートカットできないため、北へ進路を取り昨日来た道を引き返すことに。大幅なタイムロスとなるも、昨日夜走った道は昼走るとなかなか良い景色なわけで。タホ湖近くまで戻ったところでバーガーキングで朝食。普段はファーストフードなど食わないが旅の時は例外。食後は山(ロッキー山脈方面?)越え。山道に突然現れる湖や流れのままに凍った岸壁の滝に魅了される。この山越えに思った以上に難関で3時間近くを費やしてしまう。


山を越えると暖かくなりいよいよカリフォルニアらしくなってくる。一面の緑の中を走るのは爽快そのもの。当初はヨセミテを目指していたのだが、山越えに予想以上に時間を食ってしまったため、予定を変更してサンフランシスコ近郊のワイナリー群を目指すことに。途中、草原に大量の風力発電機が現れる。幾何学的な形の人工物なんだけど意外と自然に調和するんだな。環境問題に熱心に取り組んでいる州知事のシュワちゃんが思い出され。気持ちの良い景色の中を順調に走って3時前にはワイナリー近辺に。が、ここにきて道がややこしくなり助手席に積んでおいた水田製ナビが故障を繰り返す。「信頼の水田ナビ」神話はあっさり崩壊、運転者(俺)の疑心暗鬼は旅の最後まで続くこととなる。


何度か道を間違えるも3時過ぎにはワイナリー地区到着。一面のブドウの木が絶景なわけ。最初に行ったところはツアーに参加しないと試飲できないとのこと。2人とも疲れていたためそこはパス。試飲だけ出来るところに行って25ドルで4種類を試飲。100ドル以上するワインはやはり高い味がするね。思いのほかワインが回っちゃったためしばらくワイナリー内を散歩してから出発。いよいよサンフランシスコが近くなり車の量とともに水田ナビが処理すべき情報量も増えてくる。それでも道が簡単だったため無事サンフランシスコにへ続くベイブリッジに到達し、4$払ってサンフランシスコ入り。ベイブリッジから見えるサンフランの街が素敵。公営の駐車場に車を停め電話で道順を聞いて本日の宿(本日はベッドで寝れる日)ユースホステルにたどり着く。アメリカ(繊細は俺のHPのリンクからどうぞ)一人旅以来5年ぶりのユースホステル無線LANが使えるのと駐車場がタダなのが魅力。夕飯はチャイナタウンで中華。昼飯抜きだったため腹ぺこの2人。勢いよくかき込んで食傷気味。中華は脂っこいですしね。連日の長距離運転(本日も500マイル以上)で疲れはピーク。ホテルに帰って軽くシャワーを浴びて倒れるように就寝。