ローンのようなもの

気づけば春学期も残すところ10日ほど。いよいよカウントダウンが始まる。相変わらずよくわからない授業を2つ。授業後、友司さんと入山。登り一辺倒の追い込み系コースを走る。Mの神髄を発揮して極力歩くことをしない友司さん。俺は乳酸たまりまくりで途中から早歩きでついていく。50分弱で走りきる。足が重い。あのコースは一週間に1回で十分だ。


夜、格闘技の練習。いろいろな形からのDARCE(締め系の技)を教わる。友司さんとスタンドからテイクダウンまでの練習。ほぼレスリング。これが思いのほか楽しい!でもかなり疲れる。30回近くやった頃には2人ともバテバテ。上半身の筋肉パンパン。レスリング選手が岩のような体なのがよく分かる。寝技のスパーはしないで終了。こういうのも悪くない。


帰ってちょっと読書。これ

この国のかたち 六 (文春文庫)

この国のかたち 六 (文春文庫)

読了。言葉についての話でドイツ語の研究者に「ドイツ語とは言葉はどんな言葉ですか?」と聞くと「誰が書いても期末試験の問題になるような言葉です」っていうくだりが興味深い。文法にそれだけ制約されているのだろうとのこと。日本語も明治以降雑誌等が大量に出版されたことにより、それまではバラバラだった者が一種の型に収束されてきたらしい。思えば学校で習う「文法」なんかも簡単に言えば「型」を教えてるわけで、それはそれで良いことなんだろうけど、それによって言語は洗練されるのだろうか?それとも表現の多様性を減じてしまうのだろうか?などど考える。この巻の稿を連載中に筆者が他界したので「この国のかたち」はこれで終わり。改めて素晴らしいシリーズだったと思う。余韻で司馬遼太郎についてWikipediaでちょっと検索。総発行部数約2億、お化けですな。出版リストを見るといろいろ読みたい本が盛りだくさん。司馬遼太郎全集が欲しくなる。が、ネットで見てみると一冊3500円とか。それが全68集。総額20万円以上。よーし、就職したらローンのごとく毎月一冊ずつ買っていくぞ!


解析をの勉強をやって寝る。