歪んだ愛国心の行き着く先

さすがにゆっくり起床。3日目の朝にして疲れが溜まり始める25歳。俺だけホテルが用意している朝飯の菓子パン食って出発。日本人の街Little Tokyoへ。ゆうじさん班も合流して日本食のスーパーみつわで買い物。俺はこの店でこの旅の目的である酒各種の仕入れを敢行。とにかくいっぱい買う。ついでにユタより1ドル50も安く売ってたカレーのルウも10個まとめて大人買い。満足!次、紀伊国屋へ。日本の本がいっぱい。もっとお金を持ってくるんだった。キャッシュカード紛失中でお金をおろせないのが悔やまれる。昼は定食屋。カレー定食(豚骨ラーメン付き)。味うんぬんじゃなくて主食×主食の定食に感激!対面のゆうじさんは1人デザートを頼み、白玉あんみつを笑顔でほおばっていらっしゃった。微笑ましい光景。


2班再び別れる。俺達はLittle Tokyoをもうちょっと散策。そして本日観光の予定を変更してWBC日韓戦を観に昨日と同じエンゼルスタジアムへ。本日はサブマリン渡辺俊介が先発ということでしょうじと3人で「潜水艦」と書くはずだったが、しょうじがロス名物の大渋滞にガッチリ抱きしめられてしまいしょうがなくしげさんと2人で「大和魂」と書いて球場入り。後で「男気」と書くべきだったと後悔するも時すでに遅かった。球場の方は大入り。しかし4万の観衆はほとんどが韓国ファン。しかも、入り口で韓国メディアが応援グッズを配ったため応援の勢いが半端じゃない。他の日本人同様俺達もどアウェーの雰囲気に飲まれまくる。写真とか撮る余裕はなし。


試合開始。息詰まる投手戦。しかしその熱戦に水を差したのは韓国人応援団。オーロラビジョンに日本人・日本国旗が映る度に大ブーイング。自国選手を鼓舞する「テーハミングック(大韓民国)」の大合唱には感動さえ覚えたが、空気を読まないブーイングには閉口。昨日のメキシコ戦のメキ人はあくまで愛国心からの応援って感じだった。でも今日の彼らは愛国心に加え反日感情丸出しの応援と感じられた。そしてそれを率先してやってるのが親世代という事実に問題の根深さを感じずにはいられなかった。反日教育がそうさせるのかな、と考えてみたり。試合の方は後半、ワンチャンスを確実にものにした韓国が2点を先制、日本も最終回に西岡のHRで追いすがり一発さよらなのチャンスを作るも2−1で敗戦。試合後はボディーペイントのこともあり絡まれるのをを恐れてダッシュで駐車場へ。それでも歩いていて韓国人に耳元で大声でなんか叫ばれゆうじさん仕込みの正拳突きをかますのをぐっとこらえたわけで。昨日は全くそんなことなかったが、今日は本気で身の危険を感じた。他の日本人は無事だったのか心配。好ゲームだっただけになんとも後味の悪い試合だった。夜も遅かったため日本でも食えない吉野屋のほぼ間違いなく狂牛病の牛丼(ちょっと味が薄い)を食って帰って寝る。